撮るだけで、現像してもいなかったのと、先ほどApertureの話しもしたということもあるので、昔の写真をほじくり返してみた。
興味のあるものに反応して、面白ければ笑うし、つまらなければそっぽを向く。悲しければ泣き、ときに怒る。中国・西寧の路地裏で出会った子どもは、まさにそんな“純粋”さがぴったりと当てはまるような子どもたちだった。
歴史認識だとか、主義主張だとか、駆け引きだとかが何にもない。ただカメラが一台あるだけで、子どもがこれだけ笑顔を見せてくれるのだから、カメラって道具の力には恐れいる。これが鉛筆一本じゃそうはいかない。
ちなみに、この子どもたちの写真が撮れたのは、何の気無しに路地裏でシャッターを切ったときに、一人のチビが反応したから。下の写真がそれ。カメラを構える私を呼び止める少年の様子である。
はじめは、うんこ座りしてる少年を撮ろうと思ったのだが、うんこ座りの少年より無邪気な表情を写せたのでよかった、よかった。
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